革命

 

夢について

あなたに夢はあるだろうか?
といっても寝てるときに見る夢ではない。
現実に抱いている夢だ。

「夢ならたくさんある」という人や、「夢なんかない」って人も多い。

実は私も後者の側で、「あなたの夢はなんですか?」と
質問されるたびに困り果てていたのを記憶している。

そもそも夢とは、目標や願望であって、必ずしもかなうものではない。
いま抱いている夢を打ち砕くようで悪いが、これはいくら努力しても、
いくら勉強しようと、必ずかなうものではない。
ほんの一握りの人間だけが叶えられるものだ。

いまは衰えた体にすっかりなってしまったが、私も以前、
バスケットボールの最高峰NBLで活躍することを夢見ていた。
そうあれは中学生の頃の話だ。
いまでこそ腹は出てしまっているものの、昔は女子からキャーキャー
言われていたほど、バスケットボールで有名だったのだ。

しかし、過酷な練習が祟ったのか、膝の靭帯をやってしまった。
その後の手術はもちろん、リハビリもがんばった。
が、ケガへの恐怖感、膝の違和感だけは消し去れなかった。
私はバスケットボールの選手になる夢を諦め、彼らを
影から支えるスポーツトレーナーをめざし現在に至る。

私がいいたいのはつまり、一つの夢だけを目指していて
周りを見ることをやめてしまってはダメだということ。

夢を叶えることは難しいが、道は一つだけではないこと。
そればっかりに拘っていれば、未来への道すらなくしてしまうかも
知れないことを覚えておくといい。