革命

 

十代の生き方

先生にこんなセリフを言われたことはないだろうか。
「そんなことじゃ、立派な大人になれないぞ」と。

そんなセリフを言う先生に限って、頭がボサボサだったり
どこのメーカーだか分からないジャージを履いているもの。

しかし、「だらしのない人間」「反骨心だらけの人間」
でも仕事さえしていれば立派な大人と十分言える。

むしろ、身なりやうわべだけの大人のほうが怪しいものだ。
つまり、ダメな大人とは仕事もせずにフラフラしている人間のことを言うのだと思う。

私はホームレスが大嫌いである。
駅で寝ている者、繁華街のド真ん中をフラフラ歩いている者、
独特の雰囲気を漂わせている彼らをみるたび虫唾が走るのに、知り合いは言う。
「今はあんなんでも、昔は戦後を支えた人たちやで」
・・・は?
戦後、傾いた日本を立て直したからって、今あんな生活してたんじゃ意味が無い。
というより、過去の栄光をひけらかされたところで、現状を打破できるわけでもなし。
そんな過去の産物をひけらかすやつが私は大嫌いである。

ホームレスの存在は、今ニートと呼ばれる若者になんらかの影響を与えているともいえる。
幼い頃からあんな大人が存在し、またそれを見ないふりを
しながらも存在を認め続けてしまった結果といえるだろう。
そのため、「働かないでも何とか生きていける」という意識をうえこまれ、
結果的には働く意欲のない大人、つまりダメな大人になる。
なかには「働いたら負け」という変な解釈までもったニートもいる始末だ。

ダメな人間に限って、「俺はデカイことをやる」とか「いつか何かしてやる」
などと言って働かないで夢ばかり語るやつが多い。天才はそんなこと言わないのだ。
何も夢を抱き続けるのがダメだというわけではない。

しかし、それを諦めきれないために、いつまでも社会に適応できずにいては結局同じこと。
現実と向き合えないようでは、いつまでもダメな大人のまま。
そんなやつの行く末はどこも一緒ということも私は知っている。

では、どうすれば良い立派な大人になれるのか。
そのためには10代から既に先を見据えて行動しなければなりません。

つまり、努力をすること。

プロ野球選手を目指すならバットを毎日振ればいい。
外国にいって仕事をしたいなら英語を習えばいい。
ただ単に漠然とティーンを過ごしてはいけないのだ。
ティーンを漠然と過ごせば、大人になっても漠然と生きることになってしまいます。
ダメな大人と良い大人の分かれ道、それはティーンをどう過ごし、生きたかによって決まってくる。
いまやらなくていつやるんだ、ということです。

 

――今やれることは今しよう。
よりよい明日を作るために。